禅の瞑想-白隠禅師「内観の秘宝」のやり方とは

      2016/03/23

白隠禅師は禅のお坊さんで、当時禅病(禅を行う人にかかるといわれる病気)を患ったときに、白幽仙人という年齢200歳から300歳ともいわれる、仙人から教えてもらった不思議な呼吸法です。

禅病になったときの症状は、現代でいうと「神経症」のような症状で、このような感じであったと記載されています。

頭痛、胸痛がはなはだしく、肺と心臓が、やけ焦れるようで、両手両脚は氷雪のように凍え、耳はガンガン鳴りつづけ、なにごとに対しても臆病になり、神経過敏に、かつ恐怖に駆られ、身心困憊し、夜はねむることもできず、夢と現の境をゆき交い、両脇はつねに汗ばみ、両限は一涙が流れつづけるようになってしまったのである。

しかし、仙人から教えてもらったこの方法の効果は大きく、白隠禅師は一生懸命この方法を行い、全快したのでした。

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『内観の秘法』を一心に、真剣に、切に修するときは、二、三週間にしていままでの苦悩不快神経衰弱心臓病肺病などあらゆる難治の病の症状が、底をはらったように全治するものである。
とある。不安や恐怖、克服したいのであれば、一心に行ずるとよいであろう。(出典:白隠禅師の健康と逸話)

白隠禅師の健康法は、主に「内観法」というお臍の下の丹田に意識を集中させ、そのまま呼吸を行う方法で、この内観法は神経症、不眠症、呼吸器病に良いとされています。

ではその方法とは――

白隠禅師「内観の秘法」のやり方

1.床の上に仰向けに横たわる。
※枕の高さや軟かさは、各自が自分で気持がよいものでよい。

2.目は軽く閉じ、両手両足をも適当に開き、力を抜く。

ヨガ

首、肩、背骨、腰、脚、肛門や生殖器の筋肉や骨の力をもすっかり抜いてしまいます。口は少し開き、ゆったりとして、体のどこにも力が入らないように、死せる肉塊のごとく、ぐったりと布団にうもれてしまうのです。

3.両手足を長くのばし、強く踏みそろえて、力を腰から下に入れる。

4.静かに鼻孔で軽く呼吸をする。

5.多少気が落ち着いたら、やや深くゆっくりと息を鼻孔で吸い込んで、かすかに息を止める

6.しずかに息を吐き出す
※吐き出すときのこつ
・下半身、特に下腹に力を入れる。
・吐き出すときは、吸い込んでかすかに止めた息を、下腹のほうへ落とし入れるような感じ
・細くゆっくりと吐き出す
下腹に力が満たされた感じを受けるまで行う
下腹(気海丹田)に保たれた力をそのまま保つような感じで、次の呼吸をする。

7.呼吸法を行いなら、つぎ内観の四区を心に観ずる(瞑想する)。

一、わがこの気海丹田腰脚足心(きかいたんでんようきゃくそくしん)、まさにこれわが、本来の面目、面目なんの鼻孔かある
二、わがこの気海丹田、まさにこれわが本分の家郷(かきょう)、家郷なんの消息かある
三、わがこの気海丹田、まさにこれわが唯心(ゆいしん)の浄土、浄土なんの荘厳(そうごん)がある
四、わがこの気海丹田、まさにこれわが己身(こしん)の弥陀、弥陀なんの法かを説く

8.上記の呼吸法の内観の四区を心に観じ、三、四十分間行うと、手足はあたたくなり、良い気持ちになるので、その状態で寝ます。

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