中村天風の観念要素の更改・神経反射の調節・クンバハカ法

      2016/04/18

中村天風さんって方をご存じでしょうか。
彼は松下幸之助さんの師匠であり、おそらく日本では、初めてインドでヨガ修行をした人です。彼は、

  • 体も心も、生きるための道具です
  • どんな場合であっても、肉体が自分だなんて下等な気持ちで、人生に生きちゃいかんぜ
  • 生きる正しい方法を知って生きたら、誠に楽しい生き甲斐のある人生を送ることができる

と説きました。

ヨガの奥義を体得し、それを人生に生かす方法を人々に伝えた人でもあります。心・体・思いを正しい状態にするために、今回は中村天風さんの修行法をご紹介します。

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幸福の醍醐味を味わうには

心をはっきり使う練習(気を散らさないで)をすること。(心身統一法)→そうすると、3~5年後には努力しなくて精神が統一するようになる→その結果、最高級な霊性意識というものが困難なく発動するようになる→安心立命、より以上の安心した人生を生きられる!

心身統一法とは

  • 根本原則:心も体も道具。その道具をまとめて一つにして使う
  • 心も肉体も、その可能性を促進することを本意とする
  • 心の態度を、終始一貫積極的であらしめる
  • 体は、常に訓練的に積極化する

その具体的な方法が、

「観念要素の更改」
「神経反射の調節」
「積極的観念の養成」

と3つあり、そして特に寝る前や起きた時には、自分に暗示をかける方法を説きました。

具体的には、

(1)観念要素の更改(心に良い習慣をつくる)

  • 心の働きは、潜在意識の中に考えさせる素(観念要素)が入っていて、その素が材料となって、心の表面にある実在意識というものが働く
  • 心というものは、万物を作る宇宙根源主体の無限の力を、自分の生命に通ずるパイプと同様な物

だから、心に良い習慣をつくることが大切なのです。

(2)神経反射の調節(心を動揺させないヨガ体操)

  • 天風式クンバハカ法:心になんらかのショックを受けたら、体の三ヶ所、①肛門を締め、②お腹に力を込めると同時に③を落とす。こうすれば心には感じても、神経系統に影響を与えない。

(3)積極観念の養成(否定的な観念をつくらない)

  1. 内省検討・・・「全てを客観的に考える」という特定意識を習慣付けること。
  2. 暗示の分析・・・人から受けた言葉を考えて、消極的な言葉は取り入れない。
  3. 交人態度・・・できるだけ積極的な心の人と付き合う
  4. 苦労厳禁・・・ 未来のことを考えて、まだ来ぬ不安を考える「取り越し苦労」。意味のないことだからやめよう。

寝る前の心がけ

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寝る前というは顕在意識から潜在意識に入っていく、とても大切な時です。布団に入るときだけは、どんなに不安なことや苦しいことがあっても、決して消極的な事を考えないようすることが重要です。

そこで中村天風さんの寝る前に行う方法が2つありますので、それぞれ解説します。

(1)連想暗示法

  • 連想暗示法とは、悲しいこと、腹の立つこと、気がかりなことがあっても、消極的なことは

    寝床の中に一切持ち込まない。

  • 明るく朗らかに、生き生きとして勇ましい積極的なことを連想する。

©MaRiN

(2)命令暗示法

l_152鏡に映る自分の顔に、自分のなりたい状態を命令的な言葉で、例えば、

お前は、信念が強くなる

と発声する。

実行のポイント
・真剣であること
・自分の耳に聞こえる「つぶやき」くらいの声でよい。
・一回一事項であること。
・命令したものが現実化するまで、同一命令を続行すること(途中で他のものに変更しない)
・一日中、折りあるごとにやって良いが、寝際にやるのが特に効果的

目覚め直後の心がけ

l_034(3)断定暗示法

前夜命令したことを、既に具体化された状況で、断定した言葉で表現する。例えば、

私は、きょうは信念が強くなった

と、自分の耳に聞こえるように言う。

実行ポイント
・目覚めた直後にやること
・鏡を用いても、用いなくても良い
・一日中、回数多くやる方がより効果的

日常の心がけ

(4)言葉使い

困った、弱った、情けない、悲しい、腹が立つ、助けてくれ、どうにもならない・・・消極的な言葉は絶対に口にしない

(5)感謝一念

・不平不満を言わず、「正直・親切・愉快」を生活モットーとする。

(6)三つの禁止

・「今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず」の実行

(7)内省検討

心が積極的か、消極的か、常に客観的に検討し、少しでも消極的なものは追い出す

(8)暗示の分析

他からの暗示事項を常に分析し、積極的なものは取り入れ、消極的なものは拒否する

(9)交人態度

明るく朗らかに、生き生きとして勇ましい態度で何人にも接する

実行ポイント
特に不健康・悲運の人に対しては、鼓舞、奨励以外の言葉は口にしない

(10)取越苦労厳禁

「さしあたる、その事のみをただ思え、過去は及ばず、未来知られず」

(11)正義の実行

本心、良心にそむいた行動は絶対にしない

【有事の心がけ】

(12)クンバハカ法

感情、感覚の刺激、衝動を受けた瞬間、まず第一に肛門を締め、同時に肩の力を抜いて、下腹部に力を充実させる。

(13)呼吸法

shinkokyu_manクンバハカ体勢をとりながら、まず肺の中の残気を十分に吐き出してから、息を深く吸い込む。

実行ポイント
・静かに、深く、長く行う
・日に何度でも意識的に行う

まとめ

心の働きを正しいものにするには、普段の考え方「心」を調節する方法として

  • 「観念要素の更改」
  • 「神経反射の調節」
  • 「積極的観念の養成」

があります。その方法を使い、普段の生活や特に寝る前、起きた後に否定的にならないよう、自分に暗示をかける方法を紹介しました。

個人差があるので『必ず良くなる』というものではありませんが、寝る前、起きた後というのは特に否定的にならない工夫をすることが、私の場合、不安や恐怖に効果がありました。

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